歯科からの認知症へのアプローチ当院の特徴
高齢者社会の中で、年齢とともに起こる認知症が増加しています。
65歳以上の16%、80代後半では男性約35%、女性約44%
認知症は大別してアルツハイマー型と血管性に分けられますが、いずれもひと言で言ってしまえば環境と生活習慣によるものです。
実はここに口腔(歯科)との接点があります。
高齢者に多いのは、老化、要因の蓄積、免疫力の低下などが考えられます。
この要因には
環境の問題
炎症の問題
栄養の問題など
例えばコロナ下において強度な自粛を余儀なくされることにより免疫力が低下、使わずじまいで全身の働きが低下する『廃用症候群』が進行し基礎疾患の悪化や認知症の進行がみられました。同時に『オーラルフレイル』というお口の働きの低下がそうした全身的な機能の変化と関係しています。
炎症~歯周病菌が脳の中から発見されたとする報告があります。
当然といえば当然ですが口腔と鼻腔、咽頭、全身は繋がっています。コロナウイルスが唾液検査でわかったり唾液腺から発見されたりすることからもわかります。
こうした炎症や歯周病が長期におよぶ場合、認知症の要因の一つになり得るわけです。